帝王切開の理由別体験談
お住まい | 埼玉県 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 埼玉県 |
出産年齢 | - |
子の生年月 | H19.5 |
産院(総合・個人) | - |
H19年5月28日に予定帝王切開にて無事に娘を出産いたしました。
35週検診ではじめて逆子になり37週6日で帝王切開しました。
私は埼玉在住で病院では硬膜外麻酔は普通は使わず腰椎麻酔のみがスタンダードだったのですが、
こちらで隅から隅まで読ませていただいた結果硬膜外麻酔をお願いしてやってもらいました。
前日夜9時から絶飲食で当日入院でした。
入院してまず超音波に内診。やはり逆子で手術が決まりました。
術前に剃毛、浣腸、血管確保の点滴を済ませました。手術室に入り、素っ裸で手術台に乗り、まずは導尿。
これが結構痛く、『なんで麻酔してからやらないの?』と思いました。
続いて硬膜外麻酔のチューブを入れるための麻酔、チューブ挿入、腰椎麻酔と進んだと思います。
なんかギューンと刺される感じがしました。
硬膜外麻酔で苦労したようでかれこれ10回近く刺された気がします。痛みは思ったよりは軽かったです。
下半身の感覚がなくなり切開スタート。痛みは全くありませんでした。
10分くらいした頃にジュルジュルという音が聞こえて産声が響きました。
私は一人目は普通分娩だったので、最後は意識朦朧としていて泣くどころではなかったのですが、
今回は涙が出ました。
途中急に気持ち悪くなりましたが、深呼吸をしていたらよくなりました。
縫合の時もハッキリとした意識があり、赤ちゃんが処置され泣いているのを聞いて感動していました。
縫合が済んだあとも少しの間血圧が数秒ごとに表示されるような機械を左手に、右手にも何やらバイタルを
表示するような機械がついていた気がします。
少しして病室に戻りました。
はじめは全く下半身の感覚はなく、痛みを感じなかったのですが、時間を追うごとに足先から感覚が戻り、
傷というより後陣痛の痛みが激しくその晩は寝れなかったです。
後からわかったことですが、私はどうやら硬膜外麻酔の効きが悪かったようです。
硬膜外麻酔をしているからとナースコールを押さずにひたすら我慢し続けて、次の朝に看護師さんに聞くと、
そんなに痛かったなら座薬や痛み止め使えたのに。あまり効いていなかったのねと言われました。
私が体験記を書こうと思ったのはこれから先の話のせいです。
結果的には私は術後合併症である深部静脈血栓症に犯されました。いわゆるエコノミー症候群です。
私の術後の回復は順調そのものでした。
しかし歩行をはじめたその日に初めて新生児室に我が子を見にいき帰ってきて少しすると左ふくらはぎに
軽い痛みがあり、久々に歩いて筋肉痛になったと思いバンテリンのようなものを塗って過ごしていました。
数日後よくなっていくどころか痛みは強くなりました。
回診の時に先生に言うも私の言い方が甘かったのか重要視されず…退院の日には明らかにビッコをひくくらいでした。
退院翌日近くの整形外科に通うも『血栓の疑いあり。詳しい検査は出来ないので紹介状書きます』と
言われ、そのまま大学病院に行き、急患扱いで即造影検査をし、深部静脈血栓症確定しました。
幸いにも場所も大きさも良く、弾性ストッキング着用で様子見になりました。
3日くらいするとだいぶ痛みが取れてきました。一週間後の診察では大丈夫だろうと言われ安心しましたが
、一時期は【肺に血栓が飛んだら即死】という思いが私を襲い本当に怖かったです。
ちなみに私は人並みに歩行をはじめましたし、痛さに耐えながらひたすら足を動かしたつもりです。
ただ病院として予防措置は一つもされず、同じ時に切開した人は足につけるポンプをやったそうです。
私は忘れられていたのかはわかりませんが、とにかく怖い経験をしました。
これから手術に臨む方に予防措置の重要性を伝えたくて書きました。
今は生まれた娘も4ヶ月目前で私ともども元気です。
ちなみに出生時2494gで推定体重より約400g小さく生まれました。
お住まい | - |
帝王切開の回数 |
2回 (1人目は経膣分娩) |
出産地 | - |
出産年齢 | - |
子の生年月 | 2005.12 |
産院(総合・個人) | 総合 |
一人目を経膣分娩、二人目が逆子で帝王切開、
そして2005年12月に三人目を帝王切開で出産しました!
三人目の妊娠7ヶ月頃に「胎盤がちょうど二人目の時の傷の所にある」と言われました。
それからも胎盤の位置は全く変わらず予定帝王切開に・・・
前の傷の所にずっと胎盤があると古い傷口に胎盤が癒着している可能性があるので剥がれない可能性がある・・・と言う事でした。
あと、前の傷と同じ場所を切るのですが、普通なら最後に出すはずの胎盤が切り口にあるので、大量に出血する可能性がある。
そして、癒着していて胎盤が剥がれなかった時は子宮ごと全摘する・・・と言われました。
その時は頭の中が真っ白になりましたが先生が「ベストな状態で手術できるようにお互い頑張ろう!」
と言ってくれて少し安心しました。
ベストな状態と言うのは「自己血を採って大量出血に備える」
「安静にして絶対に緊急帝王切開にならないようにする」先生が「ああしてこうして・・」と万全の体制を整えているので
陣痛とかが来てしまって緊急帝王切開になってしまうと困るってことらしいです。。。
2005年12月末・・・無事に手術の日を迎えました。
半身麻酔で(←すごい上手にしてくれた!痛みナシ!)手術開始。。。
まるでドラマの様に沢山のお医者さん(産科医2人、小児科医1人、麻酔科医1人)や看護師さん(手を握ってくれてた担当の看護師さん1人、
手術室担当看護師さん2人)に囲まれて緊張した状態でメスが入りました。
そして二人の先生のドキドキの会話・・・
先生A「う~ん。。。」
先生B「ここ・・・厳しいですか?」
先生A「・・・いや、いけそうやね大丈夫」
先生B「こっち大丈夫です」
先生A「良かった。なんとか切り抜けたね」
テレビを観てるみたいな状態。。。
でも、テレビじゃなくてリアル・・・(すごいなぁ・・・こんなテレビみたいな会話の間にいるのあたしだ!)
そんなこと考えてたら・・・「おんぎゃぁぁぁ!!!!!!」と元気な息子の声が聞こえました。
感動で涙・・涙・・
でも、ふと我に返り「先生・・・たた胎盤は・・・?」と聞くと
「きれいに取れましたよ、癒着ありませんでした。子宮もキレイです。良かったですね!おめでとう!!」
と言ってくれました。
術後の経過も順調!
先生からの後日談ですが、「あ、出血量も普通で問題なかったんだけど自己血もったいないから体に戻しておいたよ」
なんかわからんけど、ウケました。確かにもったいないけど、戻すとは・・・(笑)
今だから笑って話せる話・・・
でも、当時は怖くて怖くて堪りませんでした。。。
「どうなるかわからない!」と二人の子と旦那に遺書を書いたくらいです(笑)
不安なことは全部先生に聞いてしっかり考えてもらうべきです。
怖かったけれど、ベストな手術を受けられたと思います。
大した内容じゃないですが、少しでも同じような状況で不安を抱えている人の力になれたらいいな・・・と思います。
お住まい | 愛知県 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 愛知県 |
出産年齢 | 30代 |
子の生年月 |
H16.12 |
産院(総合・個人) | 個人 |
妊娠4週目位で初めて産婦人科へ行きました。
その時、子宮筋腫がいくつかあることを言われ、大きさはそれ程大きくないので自然分娩できるとのことでした。
妊娠20~24週目あたりで2度、お腹がつねられているるような痛みで病院へ行くと、念のためということで入院されられました。
筋腫の変性痛ではないか?とのことで、合計20日間でしたがその間ずっと抗生物質を点滴していました。
診断書には切迫流、早産と書いてありました。
痛みは退院するころには普通に歩ける位に無くなっていました。
その後も一度痛くなりましたが、我慢していたら自然におさまりました。
お腹はどういう状態が普通なのかよく分からないくらいよくはっていた気がします。
子宮口を縛るとかなんとか言われたこともありますが、結局なにもしませんでした。
予定日の2ヶ月程前から、赤ちゃんが横向きになっていると言われて、1ヵ月程前にはすっかり逆子になってしまって
そのまま動かなくなってしまいました。
筋腫のせいなのか、お腹がよくはるのであまり動かなかったせいなのかは分かりません。
筋腫があるのと逆子ということで、予定帝王切開をすすめられました。
出産後、筋腫を取る為途中から全身麻酔をお願いしました。
腰からの麻酔は思ったほど痛くはありませんでした。
出産の時、お医者さんがお腹を強く押したのにはびっくりしました。
お医者さんの息がはぁはぁと荒かったのが恐かったです。
途中お腹がぐるぐるかき回されているような感じと痛みがありましたが、唸っていたらなんとかしてくれました。(麻酔を強くした?)
出産次の日からなるべく動くように言われ、部屋のトイレまで痛い思いをして通いました。
術後3日間、普通の食事ができないし手術跡が痛いしでつらかったです。
帝王切開で心配だったこと…剃毛、導尿、麻酔、空腹は思ったより大変ではありませんでした。
それよりも母乳マッサージがものすごく痛かったです。
なかなか出なかったのですが、1ヵ月後には沢山出るようになりました。
普通に産めないなんてだめな女だと思ったこともありましたが、産み方より育て方の方が
大事だと思って毎日育児してます。
お住まい | 埼玉県 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 埼玉県 |
出産年齢 | 20代 |
子の生年月 | 2006.9 |
産院(総合・個人) | 個人 |
・帝王切開の理由
19週あたりからずっと逆子と言われていました。里帰り前の病院では外回転術を2回施して
もらったものの、1回(27週)は失敗、2回目(30週)は成功するものの数時間で自然とまた逆子に戻ってしまいました。
30~33週までお灸に通ったのですが効果無く、34週時に37週に帝王切開をすると決まりました。
あとから知ったのですが、お腹から出てきた時顔半分が潰れ気味(今は普通です)だったので、
変な体勢になってしまい動けなかったのではないかと先生に言われました。
36週におしるしが来てしまい焦りました。
・手術前
ノンストレステスト、心電図、胸部X線を撮りました。
前日の午後入院し、夕食は普通に食べ、21時から絶食しました。
・手術日当日
9時に浣腸され、点滴が始まりました。手術の順番が言われ(何人か帝切だったため)1番で
なんだか安心しました。13時半に呼ばれ、腕に筋肉注射、硬膜麻酔を受けました。
手術が始まって1時間くらいで生まれたと思います。
手術室は音楽が流れていたし、頭のところに看護師さんが立っていてくれたので話し相手に
なってくれて支えてくれていました。
途中で血圧が下がりすぎて(80/30)吐き気と意識が朦朧としましたが、深呼吸をしたら落ち着きました。
・術後
翌日の深夜まで麻酔が効いていたような気がします。
術後2日目から痛みがありました。無理してたくさん動いたせいか回復が早かったです。
術後3日目からトイレに行けました。
笑うこと、くしゃみ、せき、寝返りが出来ないのが辛かったです。
お住まい | 大阪府 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 大阪府 |
出産年齢 | 20代 |
子の生年月 | 2007.2 |
産院(総合・個人) | 総合 |
・逆子のため・・でしたが実際切ってみるとへその緒が40cmしかなくて運良く逆子が治っていたと
しても、陣痛が来ても降りてこず最終的には緊急帝王切開になっただろうと言われました。
・手術前日22時から絶飲食
・手術当日、手術室にて脊椎麻酔のみ(チクッ程度で全然痛くありません)
・麻酔がきいたあとに導尿だったのでこれまた痛みなし
・きってるかんじも触られている感じもなし、もちろん痛み無しで子ども出産
・術後、麻酔が切れてきたので早速寝返りを打ったりして動きまくりました。痛み止めは必要ないくらいの痛み。
・術後10時間後に自分でベッド上で起き上がりました。おなかに力を入れると痛いですが耐えれないことはなし。
すぐにカテーテルを抜いてもらいトイレへ。これも多少痛いですが耐えれます。
切った痛みのみで副作用も出血も貧血もまったくないので 授乳室までいって授乳開始。
流動食からのスタートでした。(これが一番辛いかも、笑)
・術後3日目に点滴終了で胸が張りまくり、乳首マッサージをするとぼたぼた落ちるほどに。
・術後2~5日はおしっこのときにおなかがきゅーと痛くなりました。トイレのたびに思い出す程度ですが。
・子宮の戻りがかなり早いといわれました。やっぱり動き回っていたおかげっぽいです。
今回へその緒が短かったのでどちらにしろ帝王切開だったのですが、ベビが逆子のおかげで
予定帝王切開ができ、ママの身体を守ってくれたのかなと思っています。
私は帝王切開でよかったなぁと思っています。
次回も自然分娩が選べたとしても帝王切開を選びます♪だって余裕があるんだもん★
お住まい | 東京都 |
帝王切開の回数 | 2回 |
出産地 | 東京都 |
出産年齢 | 30代 |
子の生年月 |
2004.1 2006.11 |
産院(総合・個人) | 周産期総合医療センター (国立病院、小児科は総合病院。 成人は産科と不妊治療の婦人科がメイン。) |
①帝王切開に至るまで
1人目、30週の検診のときに、逆子と言われました。
主治医は逆子の経膣分娩のリスクと帝王切開のリスクを説明してくれて、
「ご家族で相談の上、どうするかを決定してください。」と、言われました。
説明の内容で印象深かったのは
「子供に安全なのは、帝王切開で、お母さんに安全なのは経膣分娩です。
下から産んで、10ヶ月抱えてきたお子さんに何かあっても、あきらめることができるか、ということです。
いろんな考え方がありますから、一概にはいえないし、ご家族によっては「お母さんが元気だったら、次の子を産める」と、
下から産むことを選択される方もいらっしゃいます」
この際に、確率の問題もしていただいたのですが(詳しい率は忘れましたが、当然、帝王切開の事故のほうが少ない確率でした)
私としては、もう、これは自分がリスクを背負い込むしかないなあ、と思い、帝王切開を選択しました。
また、実家の父の
「手術だから、ノーリスクって事はないけれど、帝王切開は「手術の中で一番おめでたい手術」なんだよ。
お腹の中にいても、別人格の子供だから、その子が逆子なんだから、その人格を尊重してやりなさい」等などの言葉は非常に心強いものでした。
(父はいろんな外科手術を経験してます)
結局、38週3日での予定帝王切開に決めました。
②手術そのもの
●前日
入院後、バースプランのヒアリング(出産についての希望や、胎盤をどうするか←(国によっては食べる人もいるので)等)と胎児の心音を聞いたり、
超音波を撮ったりなどで過ごす。晩御飯も食べることができ、夜12時以降が禁飲食。
●手術当日
朝7時から点滴、8時半に手術室へ、硬膜外麻酔、9時手術開始、9時15分に長女誕生。
産まれてすぐに元気な産声、顔のところまで連れてきてもらった。
そのご、子供は新生児科の先生のところへ(この病院は生まれたてから1ヶ月は小児科とはまた
区別した新生児科があり、そこでフォローしている)私本人は縫合その他で手術終了10時、
回復室で約1時間半留め置き(血圧や脈拍などを随時チェック)病室に帰れたのが11時半頃。
手術中は麻酔科の先生が常に状態をチェック、最初から最後まで「はい、これから脚が温かく
なります、胸がちょっと苦しくなります、もうすぐ赤ちゃんが生まれます」など詳細にフォローしてくれたので、こちらも落ち着いて臨めた。
●術後
病室に戻る前、新生児室で赤ちゃんと再度対面。なでたり、さわったりし放題。
その後病室に連れてきてもらい、初乳をあげる。しばらく同室、しんどかったら預ける、のスタンス。
1時間おきくらいに、血圧、体温他術後のフォロー。夜に熱が出たので預かってもらう。
2日目から、歩行訓練、点滴は入ったままで痛み止め継続して入る状態。3日目、硬膜外麻酔の点滴を外す、以後日ごとに回復。退院は9日後。
感想
周産期総合センターということで、救命に対する意識レベルの違いが他の病院と比較して高い病院。
逆子の分娩やVBACも扱わないわけではないが、一般論で「赤ちゃんが助かる」という意味は
「死なない事」を意味しているが、この病院の場合は「後遺症が出ない、元気な状態」を意味しているために、それぞれ(逆子の経膣分娩、VBAC)を積極的に勧めないようになっている。
最終的な決まり文句は「かくかくしかじかの確率でこれこれのリスクがありますので、ご家族でよく相談なさって、お決めください」でした。。。
胎児診療科や新生児科(小児科から分かれている)もあるくらいの病院で、LDRから手術室までの
直行エレベーターがある、この病院ですら、子宮破裂から手術で赤ちゃんを取り出すまで
30分かかってしまうといわれた。そして、「子供を助けられる時間っていうのは15分です」とも。
一般論でVBAC挑戦の条件として「24時間ダブルセットアップ可能、30分以内の手術ができること。」とされていますが、それは「子供も親も一応死なないレベルの救命」のようです。
子供も親も「後遺症がなく、元気に退院できるレベル」だとしたら、子宮破裂後15分の手術が必須のようです。
と、なると現実問題として怖くて私はVBACをしてみよう、とは思えないです。
100分の1で99人はVBACできるって言われても、自分に起きたら1でも100%ですから・・・
あと、加えて、子宮の厚さについても、私の主治医は「厚くても、伸びない人は破裂するかもしれないし、薄くても、伸びればもってくれるし、
それはそのときまでわからない」と言ってました。
これも、怖いですよね。
いずれにしても、いろいろなことを考えてしまうと恐ろしくて逆子を下から産むのと、VBACなんて
選択できません。。。
ちなみに、実母は姉を自宅出産しています。
昭和30年代ですが、その頃でも病院で産むことが主流だったので、周囲からは珍しがられたそうです。
でも、同じ助産師さんにかかってお産で亡くなってしまった人もいるので、「自分は運がよかっただけ」ということをよく理解しています。
それなので、ヘンに「下から産まないとお産じゃない」みたいな信仰は持っていない人です。
まあ、元をただせば、実母本人は(昭和12年生まれなんですが)双子で低体重児(約1500g)しかなく、半年間の入院を経験しているので、
医療の力の偉大さを誰よりも理解しているのだと思います。
お住まい | 三重県 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 三重県 |
出産年齢 | 30代 |
子の生年月 | H18.8 |
産院(総合・個人) | 個人 |
28週の検診で逆子と言われましたが「この時期は逆子になる事が多いけど自然に直るから。」と言われ楽観視していました。
32週を過ぎても逆子のままで、体操・お灸を試しましたが効果なく、外回転術を試そうと
他の病院で診察を受けてみましたが時期すでに遅し。。。もう動かせないとのことでした。
帝王切開なんて自分には無関係だと思っていたし、逆子は自然に直ると決め付けていた自分が情けなくとても後悔しました。
逆子で自然分娩も可能だけどリスクを伴うことなどの説明を受け、やはり子供の安全を一番に考えて36週の検診で帝王切開を決断しました。
38週での予定帝王切開です。
8月25日(金)手術前日
16時30分、病院到着。超音波での最後の診察を受けるがやっぱり逆子のまま。
医師より帝王切開手術と麻酔の説明を受け「同意書」にサイン。
入院部屋へ案内されるとすぐに抗生物質の体質テスト、胎児心拍の監視、剃毛がありました。
すでにかなり緊張していて剃毛が痛く感じた(笑)
18時、意外に豪華な病院での夕食を食べて21時以降は絶飲食。
気持ちを落ち着かせようと努めたが不安と緊張で一睡もできないまま翌朝を迎えました。
8月26日(土)手術当日
7時、浣腸と点滴。12時30分、肩に筋肉注射。痛いのかと思ったらチクリとしただけでした。
13時、看護婦さんと一緒に歩いて手術室へ。素っ裸で手術台に寝るように言われ、深呼吸をして必死に気持ちを落ち着かせました。
タオルケットをかけて貰って20分ほど待機している間にいつの間にやら手術室には何人かの看護婦さんとドクター、麻酔医、助手の姿が。
いよいよ硬膜外麻酔をかける時がきて、横向きになって背中を丸めるように言われました。
「麻酔が肝心だ!!」と思い、苦しい海老ぞり体制を真剣に頑張りました。
背中を消毒し、背中を触りながら背骨の隙間を探して痛み止めの注射を打たれた後、背中に細い管を入れられて麻酔液が
背骨をつたうのがわかりました。
すごく痛いのかと思っていたけど、全然苦痛ではなかったです。
麻酔が効くまでの間に導尿と膣洗浄をされましたが意外にも膣洗浄が一番痛かった!
緊張のせいかもしれませんが。。。
13時40分、ドクターが麻酔の効きをチェック。麻酔のせいか足がガクガクと震えたけど足指も膝も
動かせるし、麻酔が効いているのかすごく不安でした。
ドクターに「先生まだ痛いよ!絶対まだ切らないで~!」なんて叫んでいましたが、ドクターにはお見通し。
麻酔はすでに十分効いていたようで、私が叫んでいる頃には手術が始まっていました(笑)
旦那立会いのため手術着を着た旦那がビデオ片手に私の枕元にやってきました。
すでにお腹を切られているのにペラペラ喋る私の様子に「麻酔よく効いてるな~」だって。
お腹をグイグイ引っ張られたり押されたり、(たぶんレーザーで切ってる)ジリジリする生々しい
感覚にかなり嫌気がさして、「これで麻酔効いてるの~!?」って言ったら「よく効いてる方ですよ。
痛くないでしょ?」とドクターに言われ、何となく安心してひたすら深呼吸。。。
手術開始から10分。ドクターに「あと1分で赤ちゃんでるよー」って言われて私も気合をいれました。
ものすごくお腹を押され引っ張られ、スポンッ!!お腹から赤ちゃんが取り出されたのがわかりました。
2820g、49.5cmの女の子誕生です。
ドクターが赤ちゃんを私に近づけてオデコとオデコをごっつんこ。
初めて赤ちゃんと触れ合った瞬間でした。
それからすぐ赤ちゃんは処置を受けるために連れていかれましたが30秒ほどして産声を聞くことができました。
赤ちゃんの無事誕生を確認して旦那が手術室を去っていきましたが、私は再び気持ち悪い生々しい感覚との闘い。
押されたり引っ張られたり、後処理の30分がすごく長く感じたけど、
先生たちが雑談してるくらいだし、もう緊張する事もないか・・・と思ってひたすら深呼吸して耐えました。
14時20分、ちょうど1時間で無事手術終了。
術後30分ほど旦那、両親たちと会話していると全身がガクガクと震え出しましたがすぐに
おさまりました。それから1時間くらいで麻酔が切れ始めて後陣痛の激しい痛み。
耐え切れずに痛み止めの座薬を入れてもうと楽になりました。
23時頃にも2度目の座薬。昨夜ほとんど寝ていないのに興奮と体の不自由さであまり寝られま
せんでした。寝返りが打てないのは結構つらかったです。
絶飲食のわりには点滴のおかげでのどの渇きはありませんでした。
8月27日(日)術後1日目
8時、朝食は温茶のみでしたが空腹感はありませんでした。
午前中硬膜外麻酔の管を抜いてもらい、看護婦さんが体を拭いてくれました。
看護婦さんから「今日は部屋内を歩行を目標に頑張ってね。」と言われ絶対無理だと思ったのに
新生児室まで2度も我が子に会いにいきました。正に着合いです!
16時、看護婦さんが赤ちゃんを部屋に連れてきてくれて初抱っこと初授乳を体験。感激でした。
昼食は玉子スープ、夕食はコーンスープとヨーグルトでした。
点滴と導尿と体から管がでているけどさほど気にはなりませんでした。
ほとんど寝てばかりの体勢で腹筋が使えないのが苦痛でした。
8月28日(月)術後2日目
8時、朝食は重湯と少量おかず。10時、看護婦さんが赤ちゃんを部屋に連れてきてくれて授乳。
11時半、点滴・導尿を外してもらい体を拭いてもらう。体から管が抜けてだいぶ楽になりました。
12時、昼食はおかゆと少量おかず。
13時、初めて授乳室での授乳開始。歩くのはだいぶ楽になったけど、他のママさんたちが
ピンピンしてるのに自分はヨタヨタ歩きで悲しくなりました。
初トイレは排尿時に何とも言えない痛みがありました。導尿していたせいなので、どんどん水分を
摂って排尿するように言われました。16時、19時、21時と授乳・おむつ替え。
夕食もおかゆと少量おかず。点滴を抜いたので抗生物質の注射がありました。
8月29日(火)術後3日目
普通食開始。排尿時の痛みは相変わらずでトイレの度に憂鬱でした。
体はだいぶ自由が利くようになって、自分で体を拭きました。また抗生物質の注射がありましたが、
注射はこれで終わり。気分が楽になりました。初めて母子同室の夜を過ごしましたが授乳が上手くいかず悪戦苦闘。2時間しか寝れませんでした。
8月30日(水)術後4日目
採血・尿検査のあとドクターよりシャワーの許可がおりました。久しぶりの爽快感で体の回復を
実感できて嬉しかったです。赤ちゃんの世話をしながら一日をのんびり過ごしました。
8月31日(木)術後5日目
赤ちゃんの世話をして一日を過ごす。
9月1日(金)術後6日目
ドクターに傷口の診察を受けました。経過良好とのことでガーゼを外してもらいました。
縫合は溶ける糸を使っているので抜糸はありません。
9月2日(土)術後7日目
午前中退院。
不安と恐怖心でいっぱいの帝王切開出産でしたが、手術そのものより術後の方が大変でした。
でも先生から言われた通り、早く動いた分回復も早かったと思います。
今でも逆子対策を早くにとっていれば・・・という後悔はありますが、赤ちゃん自身が居心地のいい体勢だったんだろう、と思うようにしています。
初めての手術がお産というメデタイ手術で、ある意味私は幸せかも・・・と帝王切開出産を前向きに受け止めています。
お住まい | 東京都 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 東京都 |
出産年齢 | 30代 |
子の生年月 | H15.12 |
産院(総合・個人) | 個人 |
私の帝王切開の理由は逆子でした。
妊娠7ヶ月ぐらいのときから、逆子でしたが、まだ治る可能性があるっていうことで
あまり気にも留めていませんでした。
8ヶ月にはいり、逆子がまだ治っておらず、通院していた産院の院長先生による、外からの逆子直しをやりました(かなり痛かったです;;)
そのとき、逆子が治り、おなかのサイドをタオルで押さえ、また逆子にならないように腹帯で固定したのですが、
翌日確認のため産院へ行ってエコーで確認すると、また逆子になっていました^^;
それから1週間ほど毎日病院へ行って逆子を直そうと努力しましたが、できませんでした。
もちろん体操もやりましたよ。
先生からは「双角子宮だから、逆子は治らないかもね。帝王切開になるかも」っと言われました。
その後臨月を迎えるまで、普通に定期健診に通いました。
37週目の検診のとき、院長先生に診察していただきました。
「お尻が下にあるから通常分娩でもできるけどどうする?」っと聞かれました。
それまで、家で主人といろいろ話すなかで、帝王切開になっても別にいいんじゃないの?って
言われてたんです。
私は覚悟を決めていたので、通常分娩でも出来ると言われ、ちょっと困惑していました。
でもその後先生から「通常分娩だと赤ちゃんに危険が及ぶかもしれない。
でも帝王切開だとあなたに危険が及ぶかもしれない」と。
その言葉を聞いて決意したんです、帝王切開を。
お尻から出てくると首でつっかえて、窒息する場合があるって聞いたこともあって、怖かったんです。
赤ちゃんにとって安全な方法を選ぼうって。
それから3日後、予定帝王切開のため入院しました。
その産院では下半身麻酔、全身麻酔、選択ができるところだったのですが、私は下半身麻酔を選びました。
手術の前日入院で、入院初日は浣腸、剃毛、薬のアレルギーテストなど、術前準備を行い、その日の22時から絶飲食が始まりました。
手術は14時からで、手術当日の朝から足に血栓予防のタイツを履かされました。
13時過ぎになると、筋肉注射を3本うち、車椅子で手術室へ。
看護婦さん数人で術前の点滴やら心電図やら血圧計やらを準備していました。
点滴の針を刺す看護婦さんが「私これ苦手なのよね~」と2回も失敗した挙句、交代していたので、
人生初めての手術に不安が募っていました。
準備が終わった頃、院長先生と会ったことの無い先生二人が入ってきました。
腰椎麻酔をされたのですが、痛みは殆ど感じませんでした。
下半身麻酔なので、先生達の会話は全部聞こえてきます。
切開方法の確認から始まって術中の血圧数まで・・・。
極端に血圧が下がってるときがあって、不安になりつつ、かなりの痛みと戦ってました。
「痛い、痛い、いた~~い」って思いっきり叫んでましたよ。
手術開始から30分ほどで、子供が出てくる予定だったのですが、1時間ほどかかってたようで、
主人も外で心配していたようでした。(時計見る余裕なかったので、14時手術開始だったのですが、遅れていたのかもしれませんね。)
子供が産まれた後も私にとってはまだ終わらないの;;ってぐらいの時間を費やして手術終了。
ぐったりして手術室からでて、主人とお姑さんと再会しました。
自分ではわかりませんでしたが、術後の私をみた主人は「見てられないっ」ぐらい疲れていたようです。
術後2日間はベッドから起き上がることができませんでした。
足に血栓予防のタイツと機械をつけていたのもありますが、縫合してる部分がつっぱってしまって、
寝返りも右側からしかできないほどでした。
丸二日間、ベッドに寝たきりで、身体のあちこちが痛いのと、血栓予防の機械のためか、身体が火照って汗がダラダラ・・・
2年半起った今でも、あの辛い数日のことを忘れることはできません;;
結局入院は14日間でした。
傷口はいまでも残っていますが、勲章だと思ってます。
お住まい | 大阪府大阪市 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 大阪府大阪市 |
出産年齢 | 20代 |
子の生年月 | 2005.3 |
産院(総合・個人) | 総合 |
帝王切開前後の記録
2月の終わり(35週頃)
8ヶ月に入って逆子の為、病院で教えてもらった「逆子体操」を毎日続けるが、全く治らないため
「外回転術」をしました。普通は5分程で回転するのに、私は30分かけてもベビーが回らずでした。
よくよく話を聞くと、この時のベビーと胎盤の位置関係があんまり良くないことと、羊水が少ないのとで、
回らなかったとのことでした。
無理はできないと判断され、逆子体操を続けて、自然にベビーが回るのを期待しつつ、万が一は帝王切開と説明を受け、
「予定帝王切開」の予約を入れ、関係書類をいただきました。(それから帝王切開についてこちらのサイトで沢山勉強させて頂きました。)
3月の半ば(37週頃)
この日午後から検診で、もし逆子が治っていなければ即入院し明日手術になります。
エコーを確認。。。やはり状態は変わらずで、逆子のまんま・・・。入院が決定となりました。
・入院1日目
13:00 昼食、ウテメリンの錠剤を1つ飲む。検温、念の為もう一度検診(逆子のチェック)
悌毛。手術に関して担当の先生の話、問診。術中に使う麻酔、術後の投薬について
17:30 夕食、ウテメリンの錠剤を1錠飲む
22:00 ウテメリンの錠剤、下剤を 各1錠と睡眠剤2錠を飲む。就寝より絶飲食。糖類の点滴(術後翌日まで続く)
・入院2日目(出産当日)
6:30 起床 検温、弾性ストッキングの着用(血栓防止の為)、看護士さんに浣腸をしてもらう。少し冷えた感じがし、15分ほど腹痛になる。
7:00 歯磨き、洗顔
7:30 術着にきがえる。
9:00 道尿
12:25 オペ室へ移動
12:40 腰椎麻酔(ぐぐーっとお腹を抱え込み、えびぞりになる。10分ほどした位から麻酔が効き出す。)
麻酔が本当に効いてるかを確認の為、先生が私の腕をまずつねり、
痛い事を確認してから同じように横っ腹をつねる。
13:00 オペ開始。
13:09 メスが入り、感覚は無いのだけど、下半身(お腹の辺り)をぐいぐい押される音と感じはわかる。
ベビー誕生。大声で泣き叫び、元気な様子。へその処理をしてもらい、私の顔の横に助産婦さんが連れてこられ、ベビーの顔を見てさわる。ベビーはそのまま新生児室へ。
術後の処置の間、少し貧血気味になる。息苦しいことを先生に伝えると酸素マスクをしてくれた。
13:45 オペ終了
13:55 ベビーと主人や親と対面。下半身は麻酔で動けないが、意識はしっかりしているので病室で5分ほど話す
14:30~16:30 疲労で眠るが、動けない為腰が痛くなり、看護士さんに体勢を変えてもらう。
16:35 看護士さんがベビーを連れてきてくれた。その間主人がきてくれ話をするが、ベビーは寝たまま。
18:10 37℃4分の微熱。アイスノンで冷やすと落ち着く
19:00 オペ終了から約5時間、麻酔が切れ始める。ひざ下は少ししびれる程度だったのでよく動かす。
腸の動く様子を確認してもらい、冷茶を飲む(20時頃ガスが出る)
22:00 太もものあたりまで感覚がもどる。積極的に足を動かし続ける
23:00 お腹が少し鈍痛。足を出来るだけ動かし、寝返りを繰り返す。
・入院3日目
7:30 朝食はおかゆ、のりの佃煮、牛乳のみ。
9:20 朝起きると完全に麻酔がきれているので、術後初めての歩行をし、点滴や道尿をはずしてもらう。
10:30 ベビーと対面し、一日を過ごす。
・入院4日~5日目
食事はまだおかゆとサラダ、牛乳程度だが、食欲はかなり増していた。身体もお腹の縫合部分は寝起きしたり、少し咳き込むだけでずきずき痛むが、日々良くなっていく。
・入院6日目
食事は普通食に。傷口は少し傷むが気にならなくなってきた。歩行も大分普通の早さで出来る
ようになった。
・入院7日目
傷口からの出血は全く無くなり、抜糸。1~1.5センチ強幅のホッチキス(7箇所位)をぷちんぷちんと
切って、取り除いておしまい。
・入院8日目~9日目
ベビーと完全同室もこなせるように。傷の痛みもさらに良くなっており、ベッドからの寝起きが随分楽になった。
・入院10日目
午前中にベビーと一緒に退院。
入院して10日間で無事出産、退院することが出来ました。
帝王切開に恐怖感がありましたが、術後日々身体が回復していく様を実感し、安心感へと変わりました。
お住まい | 千葉県佐倉市 |
帝王切開の回数 | 1回 |
出産地 | 千葉県佐倉市 |
出産年齢 | - |
子の生年月 | 平成16.1 |
産院(総合・個人) | 長岡産婦人科クリニック |
長女は普通分娩、次女は帝王切開でした。
普通分娩の方が辛い時間が長いけれど、自分の体調管理を自分でできる気がして、私は普通分娩の方が好きです。
ただ、帝王切開の方が、産後の悪露などが楽だった事は良かったかなぁ。
次女は8ヶ月に入ったら、急に逆子になり、毎日の逆子体操+お尻の下枕での睡眠、に負けず延々逆子。
長女が普通分娩で産まれたものの、出てきてみれば首にへその緒を巻いて、へその緒に結び目があって…という状態だったので、
もしかしたらまた首にへその緒を巻いているかもしれないと、帝王切開予定日から2週間前には、逆子体操などもしない方が良いのではないかと、助産婦さんから言われ、諦めました。
手術は横に切りました。自分で選ばせてくれました。
術中、術後、元々血圧の低い私は血圧が50台になるなどして、体に異変は感じなかったものの、
「血圧、下がってます」と看護婦さんが先生に伝えるので、それを聞いて怖かったのを覚えています。
術後も血圧が120まで上がらなくて、痛み止めの座薬を挿せず、痛みと戦いました。
「帝王切開の方が、普通分娩よりも楽」と言う人もありますが、私はそう思いません。
長女の出産では30時間もかかって、比較的大変だった出産ですが、30分で終わった帝王切開の方が嫌です。
下半身が動かなくなる、産まれてくる所が見られない、笑気ガスで寝かされそうになるなど、
自分の手の届かない所で大事な赤ちゃんを動かされてる気持ちがして、体の辛さより、心の辛さの方が大きいと思います。
自分の体、赤ちゃんの体、大事な2つの体を全て先生に預けなければならないというのが、どんなに苦痛か。
決して、帝王切開が楽なものだと思いません。
でも、信頼できる病院ならば、全てをきちんと管理してくれるので、大丈夫だと思っています。