- 前回出産時のトラブル -

帝王切開の理由別体験談

奥様さん

お住まい  兵庫県
帝王切開の回数  1回
出産地  兵庫県
出産年齢  20代
子の生年月  2002.12
産院(総合・個人)  総合

私の今回帝王切開になった理由は1人目自然分娩時”膣壁血腫”と言う産後稀に見るトラブルがあった為です。

一人目を出産した時、とても安産だったので、自分でも楽勝だと思っていました。

 

元々、羊水過少症と診断を受け、早く出そうと誘発を試みましたが陣痛がつかなかったのです。

産後子供はチアノーゼと酸素飽和度の低下で近くの大学病院に緊急搬送されました。

これは羊水過少の場合有り得るトラブルだそうです。

ショックなのもつかの間、今度は自分の身に異変が起こってました。

 

胎盤排出後、出るわ出るわの大出血が起こりました。

原因は聞きなれない”膣壁血腫”との事。

産後で1番痛いトラブルとも言われているそうです。

 

はっきりした原因は分かっていないようですが、赤ちゃんが産道を一気に降りて来てしまった為(墜落産とも言うそうです)産道が急激に圧迫され膣壁内に出血が起こりそこから噴水のように大出血してしまう産後トラブルのようです。

私立総合病院でも処置が難しくなった為、子供の後を追うように大学病院へ搬送されました。

 

大学病院ですぐ緊急手術が始まりました。

私は出血多量の為記憶がありませんがとても痛かったのを覚えています。

麻酔無しで血腫切開、縫合手術の為 気絶半分、出血性ショック半分と言った感じでした。

 

そんな感じで1人目を出産したにも関わらず1年後には2人目を望んで妊娠発覚。

ですが内診時、指で血腫跡を触れられるとすごく痛むのと、前回の血腫縫合跡がひきつれている為、左右対称に膣壁が伸びないかもと言う事で、自然分娩に望んだ場合、また血腫が裂けて大出血を起こす危険があるとの事で帝王切開に決まりました。

(受胎指導次の妊娠何年開けてと言う事は言われていなかったので・・・)

今回も羊水過少症と診断を受けていたし、無理をして自然分娩に挑んで前回のように母子搬送なんて事になったら大変だと思って決めました。

 

36wにて帝王切開・・・

手術は腰椎麻酔により縦に切開しました。

あっと言う間の出来事でしたが、何より赤ちゃんの産声を初めて聞けて嬉しくて声をあげて泣きました。

手術時、出血がまたも多量で術後、薬アレルギーもあった私は不運にも痛み止めの座薬を止められ1日目は地獄でした。

 

でも自然分娩と帝王切開を経験して、帝王切開は母体もしくは胎児を守るためのすばらしい出産法である事を実感しました。

自然分娩、それは自然なだけに何が起こるか予測不可能だという事を身にしみて感じました。

また安産、難産は関係無いんですね。

2回のお産で私が羊水を生産しにくい体質、出血が止まりにくい体質、ケロイド体質(傷が治りにくい)が判明しましたが・・・

 

帝王切開で偏見を受けている方、また義理母や実母で自然分娩を強要されている方、こんな体験談読んだらどう思うでしょうね。

それでも自然分娩!って言うかしら?

自然分娩は一歩間違えればこのような体験をしてしまい母子共に危険にさらされます。

私は母体と胎児にとって安全なお産方法が1番なのだとつくづく思います。