- 切迫仮死1 -

帝王切開の理由別体験談


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ねむさん

お住まい  茨城県
帝王切開の回数  2回
出産地  茨城県
出産年齢  30代
子の生年月

 2000.11

 2002.7

産院(総合・個人)  総合

予定日を1週間過ぎた11月4日朝、ちょろちょろっと破水らしきものがあり、病院に行って内診したら高位破水。

41Wなので、とりあえずそのまま入院することになりました。

破水してるのであんまり動くことができず、様子を見ながらベッド上で安静。

11月6日朝、陣痛の始まりそうな様子もなく、子宮口もまだあんまり開いてないのでメトロを挿入。

陣痛室に移り、9:00から1時間おきに陣痛誘発剤(錠剤)を服用。(14:00までに6錠)

でもなかなか陣痛が始まらず、17:00ごろになってやっと腰に鈍痛を感じるよう

になったけど、陣痛ってお腹が痛くなるものだと思っていたので、はじめはこれが陣痛なのかどうかわからなかったです。

本格的な陣痛になるまでにまだ時間がかかりそうということで、翌朝、陣痛促進剤の点滴をすることになりました。

ところが、深夜になって数回に渡って破水。

羊水がほとんどなくなってしまい、微弱ながら10分程の間隔になってきた腰の痛みのたびに胎児の心拍が低下して、NST装置のアラームが鳴り、

その都度看護婦さんがすっ飛んできました。

すぐに持ち直すものの、また同じことの繰り返し。

一時は私も過呼吸になり、手足が冷たくしびれ、目の前が真っ暗になったりもして、酸素吸入マスクをつけられました。

このまま赤ちゃんの心拍低下が繰り返されると危険で、朝まで持ち応えるのは無理ということで、緊急に帝王切開することになりました。

 

陣痛室にレントゲンや心電図をとる機械が運び込まれ、大急ぎでできる範囲の術前検査をし、麻酔を注射。

何だかすごいことになっちゃった?! でも私自身は意外と冷静だったかも。

っていうか、怖いとか言ってる余裕がなかっただけ?!

とにかくどんな手段でもいいから、赤ちゃんを無事に誕生させてっ!!

ただただ、それだけでした。

 

帝王切開の手術は局部麻酔で痛みは感じないものの、

触ったり引っ張ったりの感覚は少しあって、すごく不思議な感じでした。

目はガーゼで目隠しされていたけど、意識ははっきり。

音もちゃんと聞こえています。

手術が始まってそんなにたたないうちに「取り出すよ」と先生の声がして、

お腹をぐぐぐっっと押されて引っ張り出されてる感じ。

そして次の瞬間「うぎゃあああ」と産声が・・・。

2000年11月7日 AM3:14 2954gの男の子誕生!!

 

子宮筋腫も複数あったので、取れる位置にあった1個(5cm大)も、ついでに摘出しました。

赤ちゃんとの対面のあと、筋腫にもご対面しましたが、白いピンポン玉のようなもので、意外ときれいな球体にびっくりしました。

 

術後2日間は絶対安静。

止血剤の点滴が身体に合わず強烈な吐き気に苦しみ、熱も出て、傷の痛みと子宮収縮の痛みに襲われて、とにかくすごく辛かったです。

ベッドに赤ちゃんを連れてきてもらっても、抱っこもできなかったほどでした。

強い陣痛と産みの痛みは経験しなかったけど、やっぱり出産って結局痛いものなのですね・・・。

傷は横切開。妊娠線が出なくて喜んでたのに、1年半になる現在もミミズみたいな傷跡が残ってます。

 

~2度目の体験談は「双子」~ 



れいなママさん

お住まい  山形県
帝王切開の回数  1回
出産地  宮城県仙台市
出産年齢  20代
子の生年月  1998.12
産院(総合・個人)  総合

帝王切開になった理由は、胎児切迫仮死、妊娠中毒症(20kg近く増えてしまいました)、あと帝王切開をした後わかったのですが、へその緒が短かったということ。

通常50cmなのが33cmだったと教えてもらいました。

 

予定日から3日たった12月7日10分間隔の陣痛。病院に行きました。

だけど微弱陣痛。9日の午前中に陣痛がなくなってしまいました。

11日に41週の検診で、尿淡白(+)浮腫(+)血圧138/88で妊娠中毒症といわれ、金曜日だったからか、来週の月曜日(14日)に入院と言われました。

そして減塩食。

促進剤を使ったけれど微弱陣痛のまま。

16日の昼食の後NSTで心音が下がりました。

そのとき担当の看護婦さんがほかの患者さんを見に行っていてそばに誰もいなく不安になりながらNSTのエラー音を聞いていたら、ちょうどおっぱいマッサージをしていた婦長さんがいて適切な判断をテキパキとしてくれました。

一度体勢を変えてみたけど結局だめ。

 

急遽帝王切開になりました。ものすごく早い判断で先生を呼んだり、夫を呼び出したり、心電図をとったりして動いてくれました。

麻酔科の先生に全身麻酔と部分麻酔がありますが、急遽ということでご飯食べてしまっているので部分麻酔になります。といわれました。

「何でもいいから早く出してあげて」と心で思いながらうなずいていました。

いやぁ麻酔の注射、今まで体験したことのない痛さ!!痛いというか鈍痛。

汗と涙がこれでもかって出てくる!でもお腹の子の為と頑張れた。

もし一人の体だったら大騒ぎしてたかも(-_-;)

私の場合は麻酔が効きやすかったのかな?切ったり取り出しているときの感覚がぜんぜんなかった。

皆さん結構わかるようなのでビックリ。

 

生まれたときに産声はなかったです。「ゴゴゴゴ」と羊水を吸い出す音だけが響いていました。

タオルで包まれていて3秒くらいしか顔を見れないまま保育器へ行ってしまいました。

後で聞いたところ、ウンチで羊水は汚れ体中につけてたそうです。(母と夫から教えてもらいました)

しかし産んだ後ってものすごく体が寒くなるんですよね。

雪山にTシャツ短パンでいるような状態。それだけ出血しているんでしょうね。

16日に出産して、18日に導尿が取れました。

ゆっくり娘を見ていなかったので部屋から新生児室まで手すりづたいにヨレヨレと歩いて見に行きました。

行く途中あまりにもすごい形相でいたようで、看護婦さんに笑われてしまいました(^^ゞ

授乳は19日(3日目?)の朝10時から3時間おきに授乳室へ。

初日(私は3日目)は夜10時までで夜中は助産婦さんがミルクを。

あとその人の体調を見て、中毒症などで調子が悪ければ夜の授乳は助産婦さんにお願いができました。

次の日から夜中も3時間おきに行きました。わたしが出産した病院は全員母子別室でした。 



♪カフェラテ♪さん

お住まい  静岡県
帝王切開の回数  2回
出産地  静岡県
出産年齢  20代
子の生年月

 1997.4

 1999.12

産院(総合・個人)  個人

1人目・・・

予定より3日遅れで陣痛が始まり病院へ。

促進剤を飲んでも陣痛が強くならず、子宮口が開くのも遅かった。

それでも入院してから13時間後には陣痛室へ。

何度かいきんでも、なかなか頭が出てこない。

吸引をしても駄目だった。

そのうち「赤ちゃんの心音が低下してきたため」という事で緊急帝王切開に。

妊娠線ができなかったきれいなお腹が自慢だったのに・・・もう目が点(・・;)

 

分娩台から手術台まで自力で移動させられ、陣痛で苦しんでいる私は「早く麻酔をかけてぇ~」と看護婦さんに言っていた。近くの総合病院から麻酔科の先生が来てくださるので15分くらい待たされたと思う。(^_^;

 

全身麻酔。「麻酔をかけますね」と言われた記憶を最後に、気がついたらベッドの上だった。(;>_<;)お腹が痛い。ここはどこ?私生きてる?

あれ!?まだ子供産んでいないのかな?そんな感じだった。

 

退院してから聞いたけど、長男は産まれた時、麻酔が効いてしまっていて眠った状態で産まれてきたらしい。

産声もあげなければ体は真っ白で、病院まで掛けつけてくれた人は「ダメだ」と思っていたらしい。

「お腹の中で赤ちゃんが苦しむと羊水が汚れる」と聞いたけど、私の場合、羊水がとてもきれいだったそうだ。

 

→2人目は「微弱陣痛」にて帝王切開



しゅうたのママさん

お住まい  奈良県
帝王切開の回数  1回
出産地  奈良県
出産年齢  20代
子の生年月  1999.10
産院(総合・個人)  個人

妊娠がわかってすぐつわりになり、私はつわりってこんなに大変!!って思ってました。 

病院に行って検査をしたら、脱水症状で入院と言われました。

妊娠悪阻だったんです。

1ヵ月後退院し、その後は順調でした。

 

そして、予定日の前日、夜中の2時に陣痛。

でも陣痛かお腹を下しての痛みかよくわからず、とりあえず10分間隔で痛みがあったので病院へ。

しかしずっと微弱陣痛、子宮口は開かないままで1日が終わりました。

個人病院だったこともあり、帰ることもなくそのまま入院しました。

夜中に陣痛は遠退いてしまい、朝から促進剤をつかうことに。

点滴で1分間に1滴落ちるものでした。

 

まもなく陣痛はきたものの、子宮口は5センチからひらきませんでした。

それから約3~4時間後、監視装置に異変、赤ちゃんの心音がどんどん下がって!!緊急帝王切開になりました。

局部麻酔で、産声も聞けました。

その時先生が、「臍の緒が首に巻き付いてました」とのこと、そのまま自然分娩だったら・・・。

あぶなかったと思います。

母子手帳には「緊急、胎児切迫仮死」と書かれています。

でも、私のお腹に傷があるだけで、子供はすくすくと育ってます(*^O^*)

 

病院のベット数はだいたい20ぐらい、すべて個室でした。

大部屋は1つあったけど、ベットが3つでカーテンで仕切りがあり、個室にちかいと思います。

妊娠悪阻のとき、大部屋でした。

早産や流産の危険性のある方、悪阻の方だけでした。

出産後、希望者だけ赤ちゃんと同室、基本的には別です。

 

授乳は、4時間の間隔で授乳室へ、全員同じ時間にあります。

夜は、10時の授乳が最後で、その後2時、6時は看護婦さんがミルクをあげてくれます。(夜はよく寝れた(-_-)゜zzz・・・)

おむつは、授乳の前後にママがかえる以外は、あまりかえてもらってなかったのか、おむつかぶれになってました。 



もえかママさん

お住まい  神奈川県
帝王切開の回数  1回
出産地  山梨県
出産年齢  30代
子の生年月  1997.2
産院(総合・個人)  個人

41w2dの検診で子宮口が1cm開いたが、2,3日中に陣痛がこなければ、分娩誘発の処置をするかどうか家族と相談してくるように言われました。

41w4dやっと陣痛が夜中にきたのですが、病院について分娩監視装置をつける頃にはおさまってしまいました。

とりあえず病院に泊まって、朝検診の結果、家に帰されてしまいました。

 

夕方もう一度検診のため病院へ。

とりあえず入院して階段の上り下りなどして陣痛を待つことに。

その夜は、よく眠れるようにと睡眠薬を処方され就寝。

翌朝くらいから弱いながらも陣痛がきましたがまだまだ体を動かすようにいわれまた階段の上り下りをしました。

お昼くらいから出血がひどくなり、陣痛室に移り分娩監視装置をつけましたがなかなか陣痛が強くならず疲れのためか、うとうとすると陣痛が遠のいてしまって。

そのうち胎児の心音が低下してきてしまい、緊急帝王切開へ。

 

手術が決まると後はもう看護婦さんに指示されるまま、剃毛→浣腸と流れ作業の様に進み、裸にされて麻酔注射を打ち手術室へ。

両手を看護婦さんに握られながら手術、あっという間に赤ちゃんの声が聞こえました。

「ああ無事生まれたんだ。」とほっとしたのもつかの間、なんか周りが騒がしい・・・そのうち救急車のサイレンの音・・・

 

赤ちゃんのチアノーゼが強く国立病院へ搬送するとのこと。

なにがなんだか頭の中が真っ白に・・・。

結局赤ちゃんは、気胸と言って肺に穴が空いた為、呼吸がうまくできなくてチアノーゼをおこしたが、今は落着いているので自然に穴がふさがるのをNICUに入って待つということでした。

とりあえず無事と言うのをきいてほっとしました。

翌日主人が保育器の中で寝ている様子をビデオに撮ってきてくれてそれが初対面。

 

鼻から管をいれられ、手足に監視装置を付けられている様子は痛々しかったけれど、ビデオの最後に元気に泣いている様子が写っていて少しほっとしました。

実際顔を見れたのは外出許可がおりた9日後でした。

丁度その日から保育器から出て自由に面会が出来るようになって、直接抱くことは出来たのですが、一度も目を覚ましてくれず寂しかったです。

 

私の退院は11日目で、次の日初めて母乳を直接吸わせることができました。

娘のほうは沐浴など退院後の世話の指導などを経て生後15日目に家に連れて帰ることが出来ました。

が、その1ヵ月後、今度は幽門狭窄症という腸の病気で再び入院、手術となり10日間入院と大変な2ヶ月でした。

娘のことが心配で自分の術後のことはほとんど記憶にない産後でした。 



kouyamamaさん

お住まい  広島県
帝王切開の回数  1回
出産地  広島県
出産年齢  30代
子の生年月  2000.1
産院(総合・個人)  個人

私の場合は、予定日を9日過ぎてやっと陣痛がきてAM2:00ごろ病院に行きました。

その日のPM4:30ころ、2~3分おきに陣痛がきてたのですが子宮の開きが悪く「陣痛促進剤」という言葉が聞こえ始めた時、急に子供の心拍数が30になったり、130になったり、油断すると0になったり・・・かなり乱れてるので先生が「帝王切開をすすめたいのですが・・・。」って。

そして手術室に行く時、破水したんだけど大量のおりものが出たみたいな感触だったので「ヤバイかも・・・。」って内心思ってました。

 

PM5:00手術開始。PM5:15赤ちゃん誕生。

でも、産声がないのに気付いてすごく不安になりました。

麻酔でボーッとしてる頭で赤ちゃんの行方を見てたんですが・・・。

先生が取り上げてすぐなにか吸引機みたいなもので赤ちゃんの口から羊水か何かを吸い出し、人工マッサージをし、バスタオルで体を擦って・・・やっと、力強くないけど産声を聞きました。

 

先生が処置している間、「航也(生まれる前に決めていた)は、強い子だよね!頑張れ!ママと一緒にポチャポチャ(お風呂です。)入ろうって約束したじゃん!(妊娠中、お風呂に入るたび約束してたんです。)航くんは、頑張れるよ!」って心の中で思ってて産声を聞いた時は、

「よく頑張ったね。偉かったね。よかったぁ~」って涙が出てきました。

大変だったけど、今、全然病気をせず、夜鳴きもせず、よく食べ、よく遊び、よく寝てくれる親孝行息子に育ってます。



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