帝王切開を経験されたみなさまから寄せられた体験談をまとめています。
サイトを開設した2000年〜2020年まで、みなさまから送っていただいた体験談をそのまま掲載しています。当時の体験談であるため、現在とは違っていることもあることをご了承の上お読みください。(2020年以降は体験談の受付や更新をしておりません。)
※このサイトは医療機関ではありません。不安・疑問はまずは病院、あるいは担当医にお聞きください。すべての情報はあくまでも参考としてお読みください。
※当サイト上で使われている体験談の許可なき転記・転載を一切禁止いたします。
2000年に開設した帝王切開情報サイト「くもといっしょに」は、自身の流産と帝王切開出産体験を書くことから始まりました。
流産も帝王切開も、どちらも、まさか自分が・・・と予想もしていなかった出来事でした。
第1子は予定日を10日過ぎても陣痛が始まらず、入院して陣痛促進剤。夕方5時で点滴が終わると陣痛が遠のき、結果、胎盤機能が低下し緊急帝王切開。
第2子はTOLACを試みるも進まず、ラミナリアや人工破膜でも子宮口が開かず、陣痛が来る中 帝王切開に切り替え。
第3子でようやくゆっくり帝王切開という出産を体験しました。
第1子出産後、傷のケアや心の痛みなどの情報もないまま子育てが始まり、心の中には「ちゃんと産めなかった自分」という気持ちが残っていました。
その後5年近く経ったある日、次女の幼稚園のママ友に帝王切開で出産したことを初めて話したら、彼女も帝王切開出産をしていました。初めて言葉にしたら仲間に会えた、不思議な体験でした。
最初の出産から5年経って、友人に話せました。
9年経ってホームページという場所で知らない人にも話せるようになりました。
共感してくれる人がいるだけで、背中を押してもらえて前を向くことができることを自身の経験から知りました。
これから体験をする女性が同じ涙を流さないように・・という思いから、発信できるようになった人が、情報をシェアすることの大切さを伝えています。
◼︎出産前に書くバースプラン。まだ書かない病院もたくさんありますが
「経腟分娩用」と「緊急帝王切開用」の両方を書くことにしませんか?
そうすれば誰にでも起きることだと認識し、自分のお産にしっかり向き合うことになります。
この産院だからできることの特色を出すことにもつながります。
◼︎もう出産方法を「正常」とか「異常」という言い方で分けるのをやめませんか?
帝王切開出産は医療介入しているため「異常」に入ります。
自分の出産方法や、我が子の生まれ方に「異常」と書く母の気持ちを想像できますか?
そもそも異常ではない生まれ方をしている子はどのくらいいるのでしょう。
「経腟分娩」か「帝王切開」という分け方でいいと思うのです。
そして備考に「誘発分娩、促進分娩・鉗子・吸引」など記入する。あるいは特記事項として記入する。
それでは情報して足りませんか?
◼︎母子手帳の「分娩所要時間」の表記はどう書いてありますか?
無事に産まれたのに「×」「〆」「無」「空欄」などバラバラで定義がありません。
また産院によって、担当者によって違うこともあります。
帝王切開は分娩ではありませんか?まずは定義を決めませんか?